生かされること・生きること

2010年07月29日

今日、担当している利用者さんの
お見舞いに行った。

96歳のおじいちゃん。
誤嚥性肺炎で入院中。
調子がいいときは
声がけに返事をしてくれるけど、
入院してからはその反応も鈍くなってきてる。
認知症も進んで、理解力も低下してる。

今回入院して
大きく変わったことがある。

それは食事形態。

今まではやわらかくした形状の食事を
口から何とか食べていた。
でも今回の入院を機に、
手術して、胃ろうを造設した。

口から食べると
肺炎になるリスクが高いからという理由で
胃に直接穴を開けて、
栄養物を直接胃に注入する。
これが胃ろう。


最近、胃ろうをつくる
高齢者の人が増加してると
テレビでも行っていた。

実際私の周りの利用者さんでも
胃ろうの方がどんどん増えてきてる。

胃ろうは
口から食べ物を食べられなくなった方にとって
生きるための手段として
重要な医療技術だと思う。

それで命を救われた人も
たくさんいる。

でも、ふと思う。
命は救われたかも知れないけど
心は、救われてるのか?…って。

今日お見舞いに行った利用者さんも
認知症もあって
意志をはっきり伝えられない。
胃ろうの意味もわからず
家族の希望で手術を受けた。

今日もご飯だよと声がけしても
口をあけて待ってる。
胃ろうであることが理解できない。

誰よりも食べることが好きなおじいちゃん。
好きなものを食べるために
毎日生きていたような人が、
食べられない人生になったときに、
食べる楽しみは
どこにしまえばいいのだろう。
どうしてあげればいいのだろう。

その利用者さんは
今、生きていると感じているのか、
それとも、生かされていると
感じているのか。


答えは本人しかわからないから
もどかしい。

この先も、医療技術はますます
発達していくと思う。

でも、私は、
医療に生かされているのではなく
その人が心から生きているという実感、
つまり「生きがい」を
一瞬でも多く感じられるように
なれたらいいなと思う。

私も介護業界に携わる者として
この問題、自分なりに取り組んでいきたいと思う。

















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Posted by スマイル at 22:57│Comments(0)仕事
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